皆様こんにちは。

今回は紳士靴かかと修理とつま先修理
をご紹介いたします。

先ずはかかと修理からご案内致します。

修理前の状態がこちらです。

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一番下に付いてるゴムが削れてなくなり
ヒール本体の革の部分まで削れています。

革の部分はゴムと比較すると磨耗に
弱いのでこのまま履き続けますと
あっという間にかかとが削れてきます。

そうなると歩き心地が悪かったり
滑りやすくなったりして
良いことがないんです。

では早速作業に入ります。

減りすぎてしまった部分には
革を補充して高さを戻します。

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次に一番下のゴムを取り付けます。

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靴専用のインクで革を補充した部分が
自然な感じになるように着色します。

その後でロウワックスを丁寧に擦り込んで
仕上がりです。

次につま先の修理に取り掛かります。

修理前の状態がこちらです。

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通常紳士靴の靴底は6mmほど
厚みがあるのですが、ぎりぎりまで
削れています。

かかとの修理の時と同様に
まずは厚みを元に戻します。

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このように革を補充して厚みを出します。

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次につま先専用のゴムの材料を使用して
つま先が元の厚みを取り戻しました。

裏からみた仕上がりがこちらです。

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今回はつま先をラバータイプにしましたので
以前の革の状態より長持ちします。

つま先がシャープな形の靴はつま先がどうしても
削れやすいので、このようにつま先だけ
修理出来ると嬉しいですね。